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祖母のお葬式

先週、主人の祖母が往生いたしました。
大正元年生まれ、享年104歳。
年齢を言うと、大抵の方は「おめでたいというか…」とおっしゃられます。

しかし義父は、「かあちゃん、ばあちゃん、という事がもう出来ないということは、やはりさみしい・・・」と申します。
9歳の長男は、「(仏さまになって)おめでたいけど、かなしい」と言いました。
10年以上祖母を介護して下さった叔母は、祖母の遺体を丁寧に時間をかけて身支度されておりました。
残された人間には、さまざまな思いがあります。

浄土真宗は『往生即成仏』のみ教えです。
亡くなった方は即、仏となられ『ナモアミダブツ』とすでに私にはたらきかけて下さっております。
しかしそうとは申しましても、親しい人の遺体を前に「それはもういらん」とは到底言えません。感情が、そうは言わせてくれません。

祖母の遺体に触れ、「冷たい・・・」とつぶやく長男。
〝物言わぬ 遺体が真実(ほんと)の 言葉を語る〟
遺体を棺へ・・・納棺に立ち会えた子どもたちのまなざしは、真剣です。

通夜、翌日の葬儀を終え火葬場へ。スイッチ一つで1時間40分、遺体は灰になりました。東京では40分程だそうです。形の残った遺骨は骨壺へ・・・「残った灰はどうするの?ゴミなの?」と長男の問いかけです。

人が死ぬとはどういうことか。
遺体が納棺され、灰になり、骨壺に納まり、自宅に戻るまで。どんな言葉よりも授業よりも、一番確かないのちの授業を祖母が示して下さいました。

「他人ごとではないぞ。おまえもこうして死んでゆくんだぞ、南無阿弥陀仏の人生を歩んでくれよとばあちゃんが教えてくれている」と義父はあいさつで申しました。

様々なご事情で葬儀のできない方もいらっしゃいます。しかし、ただ迷惑をかけたくない・必要ないと言う理由だけで葬儀を簡略化してしまうならば、それは残された人間に大切な機会を失わせてしまっているのではないでしょうか。

浄土真宗の通夜・葬儀は、生前の功績を讃えるものでもなく、死を悼むのでもなく、今ここにいる“私”のためにあります。

20150410.jpg
…大鍋で炊いて下さる御煮しめ、絶品です

20150410 (3)
…昔、葬式には必ずこしらえていたという“ガネ=芋のてんぷら”



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プロフィール

ⅿ-jyoo

Author:ⅿ-jyoo
浄土真宗本願寺派 江戸川布教所妙蓮寺 坊守・本願寺派僧侶・ふたりの男の子の母です。
奇数月発行の寺報【妙蓮寺だより】の小さなコラムを担当してます。〔坊守のひとりごと~こどもと私〕どうぞご覧ください。
国家資格である〈あん摩マッサージ指圧師〉を生業とし20年近くになりました。
2016年、江戸川保健所の許可を得て治療院を開設、HPただ今準備中です。

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